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2016/01/25 | タタミ、い草の香りかぐわしい。

 

春隣(はるとなり)


もうすぐそこまで春が来ているという意味の冬の季語、


春隣。寒さがこたえる真冬の時期にも、


かすかな春の予兆に目を向けては


暖かな季節に思いを馳せる。

 

 

水沢腹固める(さわみずこおりつめる)


1/25〜1/29頃。


沢の水が凍るほど寒さはピークを迎え


その一方、日の光がかすかな春の気配を感じるという意。

 

 

細菌など心配がなく、古くから体に良いものと


されてきた。一年の中で一番水が美味しい“寒の水”。


黄身は弾力があって栄養価が高く、


寒中に鶏が産んだ“寒卵”。


厳しい寒さを耐えるために毛が濃くなり、


体はまんまると膨らみ可愛らしい“寒雀”。

 


冬至を過ぎたといえ寒さが厳しい日にも太陽の光は強さを増して、


日射しは一日に


畳の目ひとつ分伸びていく。

 

 

畳といえば、和室。


日本文化にとって切っても切り離せない。


何故か畳は落ち着く。


畳の縁(へり)には家紋などの装飾が施され


い草を編み込んで出来ており、


和室作法では、その縁(へり)を踏まない。


ご先祖様や親のカオ踏むなど怪しからんという


心得だが、幼少期は法事のときなどに


それを覆すごとく踏みまくった。


その上、仏間や納戸に敷き詰められた


畳の縁(へり)だけを辿って


“縁(へり)から踏み外したら負け”という


子供特有の即席ルールでゲームを楽しんだものだ。


なんなら、ふすまの敷居も踏みまくった。踏んではならない敷居なのに。


踏んだというよりも、一時避難所として


畳の縁(へり)より幅があるため


バランスを取るために好都合であった。


「雰囲気の良いお店だなぁ、でも敷居が高そうだ…」


と躊躇する我々とは裏腹に、無我夢中の子供にはそんなこと問答無用。


逆に縁(へり)を踏まないというルールであったら


おそらくつまらないものになっていただろう。

 


ところで、畳の大半を占めている“い草”。


このお陰だろうか、和室は落ち着く雰囲気。


その落ち着く正体のひとつは、“い草の香り”。


よく視覚動物と言われる人間だが、特に社会性行動の情報の


ほとんどを視覚または聴覚に頼っている。


それに対して動物的な感覚の臭覚は付随的。


現代では夜中でも照明が煌々とついているが


これも視覚に頼っているようにも思える。


視覚を是する刺激の実態は光。


臭覚を是するものの実態は化学分子で、


多くは炭素化合物とのこと。


香料の化学式を調べてみるとC(炭素)の数が増えるに連れて


匂いの質が重くなっている。


また、三叉神経(さんさしんけい)を刺激する“アンモニア、硫化水素、オゾン”


は鼻にツンととすることから臭覚とは切り離される。


我々の一般的な表現として


かぐわしく、好ましいものが「香り」、


無機質や悪いものが「匂い・臭い」と


扱われることが多いが、


「におい」とひらがなで表記すると


なんだかニュートラルな感じがする。

 


我々の生活の中で防臭・殺菌などに利用されるもの、


香水の原料になるもの、スパイスなどとして


料理に利用されるものは植物の香気成分というもの。


い草の香りの主成分、テルペン類のフィトンチッドは、


植物が害虫や細菌から身を守るために分泌するものとのこと。


我々ガーデナーは、ユーカリ・バジル・ローズマリー・セージなどの


香草「ハーブ」からフレッシュや心地良さを感じ取る。


このリラックスできる香気成分を身近な植物・自然の“におい”として


もっと意識してみようと思う。

 

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