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Landscape Kinoya

ランドスケープ季の屋

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2016/04/04 | よくいらしたね!ツバメさん。

 

玄鳥至る(つばめきたる)


遠い南のほうからツバメが渡って来る頃。


長い旅を終えてどこに巣をつくろうかと、


低空で軽やかに飛び回る。


空はますます明るくなりレンゲの花は懐かしく咲き、


日陰では群生するシャガの花が趣のある姿を


見せてくれる。


4/4〜8頃。

 

 

二十四節気の第五節気の“清明”


4/5頃。


春の始まり。


清らかでいきいきとした空気が


明るく気持ち良い。


清々しく晴れわたる日が多く、


桃の花、梨の花、菜の花など百花繚乱。


舞い散る桜の花びらのゆくえに儚さを感じつつ、


夜の朧月(おぼろづき)に気持ちも優しくなる。

 

 

桜の花も一仕事終え、雨風とともに少しづつ散り始める。


身近ではカイドウの花やドウダンツツジの花が見頃で


次に咲くハナミズキやシャリンバイの花芽を見て


楽しみにする。


木陰に植えたオダマキが花茎を伸ばす姿は


なんだか品がある。

 

 

この4月ごろ、夏鳥としてやってくる渡り鳥のツバメ。


泥やワラで巣を作り秋には南国へ旅たつ。


平均時速は約50㎞。


最高時速で200㎞にも及ぶという。


渡ってくる距離は、なんと数千㎞。


「お疲れさん!疲れたでしょう!」


と声をかけたくなる。


さらに、生存率は1割も満たないとのこと。


「ああ!なんてかけがえのない命!ゆっくり休んで!、


お風呂にする?それとも食事にする?」


と長旅を精一杯のおもてなしで疲れを癒したくなる。


隣のお寺に訪ねた時、おくりさまが良くこう言う。


「よ〜こそ〜!良くいらしてくださったね〜。」


と歓迎してくれる。


「あ、ありがとうございます!お世話になります。」と僕。


(すぐ隣の季の屋なんですが……。忘れちゃったのかなぁ、


いや、そんなはずがない。お寺のお庭のお手入れでちょくちょく


カオを出すし外で会えば挨拶交わすし。)


と思うが、実際おくりさまは違う意味だ。


たとえ近所でもよくうちにやって来てくれたと


激励の意を込めて迎え入れてくれる。


これは、嬉しい。非常に嬉しい。


何気ない挨拶だが、そんなふうに言ってもらえると


訪ねてきた者のココロが晴れる。気分がいい。


挨拶でも一工夫するだけでこんなにも違う。


そう言えば近所のかたの挨拶もただの時の挨拶ではなかった。


「なにー、そんな長ぐつ履いて松坂屋でも行くんかい?」


と庭シゴトで泥まみれになった僕にそう言う。


「そうですよ〜、僕の一張羅なんで〜笑、そのあとラシックも行ってきます〜笑」


と僕もすかさず返す。


時には、噴霧器で庭木の消毒をしていると


「風邪ひいたもんで、私にもかけてもらわんといかんわー!」


「これ、強力なんでオバさん溶けちゃいますよ〜笑」


なんて、ちょっとしたことで笑いがとれて場が和む。


『気を配り、


相手にどれだけ余分なことで


気持ち良さを捧げることができるか、


それが心のゆとりの現れである。』


これは季の屋の精神5ヶ条の一つで


いつ何時も奉仕のココロを忘れずにという意味で


このような近所のかたのように心にゆとりのある人間になりたい。


さて、ツバメの話に戻るが


よく昔から「ツバメが巣を作る家は栄える」と言われている。


これはどうして言われているのだろうか。


過酷な旅からやって来た彼らは、残された使命は子孫繁栄。


最後のミッションだ。


なぜなら、彼らの平均寿命は1.5年ほどだからだ。


ごく稀に、何年もたくましく生き続けるツバメもいるらしい。


これは何が何でも自分の分身を残さなくてはならないはずだ。


雨風の当たらない軒の下、温度や湿度の適度なところ、


ネコや蛇などの天敵からもヤられないところ。


彼らは、直感で知っているのじゃないかと思う。


泥とワラで作られた巣で雛がタマゴからかえる。


親鳥からのエサを巣いっぱいに並ぶ雛たちが


鳴きながら大きな口を開けて待つ。


勢い余って、中には巣から落ちてしまう雛も。


当然、親鳥は落ちたことにココロを痛めている。


だが無念にも人間のように手で救い出すことができない。


何とも儚い。


よく私の母が落ちた雛を世話していた。


が、落ちた衝撃が酷く惜しくも息絶える。


再び親鳥は狩りに出る、巣に並ぶ子どもたちに


エサを持って帰るために。

さっきは一番目の子にあげたから次は2番目の子に。


と一匹づつ順番に。


たくさん食べて、やがて体も大きくなっていく。


ちょうど、巣の真下には彼らのフンを受ける


ダンボールの箱のトイレ。


我が家で育って旅立ってくれればという


気配りであり、老婆心。


人間との共存、人間との共栄。


こう言う意味から


『ツバメが巣を作る家は栄える』だと思う。


ココロが栄えると言う意味ではないかな。


秋には、育った雛が南国へ旅に出る。


もし、我が家で育ったツバメがまた戻ってくるならば


「よ〜こそ〜!良くきたね〜!」


とおくりさまのように言いたい。

 

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