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2016/05/26 | 配色と配植

 

紅花栄く(べにばなさく)

 

5/26〜30頃。

 

紅色の染料の原料、ベニバナが咲き始める。

 

様々な生き物たちのエネルギーが

 

わき上がるような気配に、

 

元気づけられる頃。

 

海が恋しくなりはじめ、

 

初夏の潮干狩りも楽しいが

 

水はまだ冷たさが残る。

 

 

 

紅花といえば紅色。

 

我が国の象徴である日の丸の国旗は

 

『紅色』と定められて我々が馴染み深い大切な色。

 

赤と白の配色、つまり紅白。

 

非常にめでたい組み合わせである。

 

同じ色相の赤系の色だけでも

 

紅色(べにいろ)

 

朱色(しゅいろ)

 

茜色(あかねいろ)

 

緋色(ひいろ)

 

小豆色(あずきいろ)

 

洋物だと、

 

カーマイン

 

スカーレット

 

ローズ

 

オックスブラッド

 

ワインレッド

 

と色の名前があるが

 

赤系統の色は心を高ぶらせる。

 

これを興奮色というが、信号機の赤色は

 

緊張感を与えているという。

 

しかし、

 

逆に赤信号で車を停止させジッとしているが

 

興奮してそのうちアクセルを強く踏んでしまいそうだ(笑)

 

また、鮮やかな赤い布を華麗にさばく闘牛士がいる。

 

しかし、牛は色盲だから赤色には興奮しない。

 

じゃあ、何に興奮してるかというと

 

ヒラヒラと翻る布にだそうだ。

 

つまり、興奮しているのは我々人間である観客だ。

 

さすが情熱の赤だ。

 

いや、興奮の赤だ。

 

と、この記事を書きながら

 

ふと暦が目に入ってきた。

 

そこには、日曜日と祭日が赤色になっている。

 

なるほど……、

 

興奮の休日、もしくは情熱の休日と

 

当てはめると少し笑える。

 

週末の度に興奮するのか!って。

 

まあ、休日は嬉しいから

 

気持ちは高ぶるから間違ってもないか。

 

また、車を走らせていると派手な看板が目に入ってくる。

 

そこにはやっぱり赤色が使われていて印象的だ。

 

商売で見てみるとそのぐらいインパクトがないと薄れやすいだからだろう。

 

ところで、

 

ガーデンでも赤色はやはり一際目立つ。

 

赤のお花というと“バラ”。

 

野菜でいうと“トマト”。

 

果物だと“りんご”。

 

この3つを見ると僕は興奮する。

 

いや、興奮するというか嬉しい気分になる。

 

我々人間以外の生き物はどうだろう。

 

どのように見えているのだろうか。

 

昆虫、爬虫類、鳥類には

 

色を見る感覚の色覚があるという。

 

花の持つ鮮やかな色に虫を引きつける役割もあり、

 

これは受粉するため、もっと言えば子孫繁栄のために。

 

すなわち共存共栄だ。

 

うーむ、なるほどちゃんとした理由があり感心できる。

 

それにしても、色というのは光の明暗によっては

 

全く違って見えたり、波長の長さによっては

 

遠くからしっかり認識できるような色を使ったりと

 

生きるための視覚の重要さを改めて感じさせられる。

 

普段の生活の中で、ふと目をひかれる色に出会うことがある。

 

魅力的で印象的な色づかいは

 

単色ではなく、色と色の組み合わせがあって

 

はじめてその色の価値が高まると思う。

 

それが配色というものだ。

 

それは、すれ違った誰かのファッションだったり、

 

自然の美しさだったり、何気なく開いた雑誌の中の写真だったりする。

 

配色のセンスを磨くには、

 

そんなハッとする色に出会うことが大切なのか。

 

色の組み合わせは無数。

 

あれこれ考える前に、まず好きな色をベースにして次の色を決めてみる。

 

好きな色というのは案外、自分の性格や願望が表現されているかもしれない。

 

ガーデナーの僕も花を植えるときは、配色には気をつかう。

 

ほとんどの植物はベースが緑だから

 

その緑に明るい黄緑色を添えると

 

それだけで同系色の配色になり見応えある。

 

これは色相というグループ。

 

例えば、今流行りのオリーブの木を使った配色を考える。

 

オリーブの葉は、表面が緑色で裏面は

 

彩度が落ち着いてグレーが混ざった色。

 

このオリーブの足元に

 

コモンセージやアメジストセージを配植する。

 

同じくこの2種のセージは、彩度が落ち着いた

 

シルバー色に近い葉が特徴。

 

その上花も主張しない紫色の彩度が落ち着いた色を

 

咲かせる。そうすることによって

 

シルバー系統のまとまりがあるシックな感じに仕上がってくる。

 

これだけでもガーデンがオシャレになってしまう。

 

ただ、我々ガーデナーは配色だけを考慮しているわけではない。

 

当然、緑の日照条件や特徴や性質、植物の成長を見越して配植しなくてなならない。

 

メインツリーが落葉樹であれば冬場は葉がない、

 

足元に宿根草を組み合わせても冬季中は何も無く何だか寂しい。

 

そうすると足元だけでも常緑の低木や多年草を植えて

 

寒々した雰囲気を出さないようにだったり、

 

また、

 

冬場に花が咲くクリスマスローズを植えて四季を感じようかと。

 

こうして配植することによって

 

この日本の風土だからこそ表現できることがある。

 

植物は成長する。

 

植物は変化する。

 

植物は生物と共存。(虫や鳥、ミミズや微生物)

 

植物は子孫繁栄する。

 

植物は食物でもある。

 

この特性を最大限に生かして

 

季節の庭シゴトを嗜み、そして楽しむ。

 

これは外でしかできないことである。

 

配色してお庭をファッション的に着飾るのはもちろんだけど

 

植物のチカラを知って暮らしを楽しむという

 

配植をもっと考えていきたい。

 

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