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2016/07/17 | そと熨斗、うち熨斗とあるがうち熨斗でとんでもないことが起きた!!

 

鷹乃学を習う(たかすなわちわざをならう)


7/17〜21頃。


人間にとって狩りの大切なパートナーだった鷹が


独り立ちするという意。


今も意外と身近な空に弧を描いている。


そろそろ梅雨明け、天気予報が気になる頃。


大人も子供も海が恋しくなる。

 



夏のご挨拶、お中元。


日頃からお世話になった人に


感謝の気持ちを込めて贈り物をする風習である。


その贈り物に熨斗(のし)をつける。


熨斗の役割としては、相手方に


誰からの贈り物とわかるよう表紙みたいなもんだ。


贈り物としては、丁寧に包装され


その上、熨斗をつければ品物も


1ランク上の品格になること間違いない。


だが、その熨斗のつけ方も


ソト熨斗とウチ熨斗がある。


以前、この熨斗のつけ方でとんでも無いことが


起こってしまった。


僕には、今年小学生に上がる6歳の娘がいる。


娘の入学した時には、


親族よりも親族らしい付き合いを


してくださってる隣のお寺さんから


入学祝いを頂いた。


事あるごとにお寺さんは、親族のように


祝ってくれる。非常に感謝したい。


当然、お返しの内祝いをしなくてはいけない。


早速、家族で百貨店のギフト売り場に出掛ける。


お返しの見合った物をあれこれ見て回る。


お寺さんともなれば、お付き合いする幅は広く


一般人よりも数が多い。


贈り物としては、よく貰っているだろうと


思うものは極力避けたい。


例えば、和菓子。


それから乾物、麺類、佃煮、海苔、缶詰などの食品。


消耗品もおそらく売るほどあるのでは?と


思いながら店内を回りながら迷う。


回れば回るほど、また品を見れば見るほど迷う。


洋菓子、フルーツ、スィーツ。。。


ああ!そういえばお寺のご家族は


賑やかなお子さんが3人もいることを


思い出した。


となればお子さんが好むだろう、食べやすい物に


しようではないかと考え浮かぶ。


そこで目に留まったのが


百貨店のギフト売り場にしか置いていない


高級キットカットだった。


キットカットとなればお子さんなら


誰しも馴染みのあるチョコレートで


しかも、スーパーに売ってない高級キットカットと


なれば喜ぶこと間違いないだろう。


そう思った僕は、


妻と顔を見合わせお互い同意のもと頷く。


バリエーションのある味をいくつか選び


詰め合わせしてもらう。


「熨斗は、ソト熨斗にしますか?それともウチ熨斗にしますか?」


と尋ねられ、何の迷いなくソト熨斗を選んだ。


これで、良いお返しができると満足気に会計をする。


ところが、入学祝いで頂いた額からすると


金額的にはお返しに見合ってないことに気づいた。


それならもう一つ選ぼうではないか、


と気になっていた所に立ち寄る。


実は、子供ウケとは正反対の


オトナの時間を味わえる高級紅茶も候補に挙がっていた。


見るからに紅茶の美味を引き立てるかのごとく


容れ物に品格がある。


僕はすかさず、妻の顔を見ると


大きく首を縦に振ってくれた。


ふぅー、これでひと段落。


良いお返しができると自負する。


「熨斗は、ソト熨斗にしますか?それともウチ熨斗にしますか?」


と再び尋ねられる。当たり前だ。


さっきは、表に見えるようソト熨斗にした。


だから、今回はウチ熨斗で良いだろうと安易に決めた。


翌る日、僕は昨日買った内祝いを渡しにお寺さんに出向く。


迎えくださったオクリ様は、


僕からの贈り物を2つしっかりと


受け取って頂いた。


高級キットカットに高級紅茶、


キット喜んでくれるだろう。


……。


しかし、2日後父からの電話で事態は急変する。


「さっきよぉ、隣のSさんがみえて入学祝いを持って見えたけど。


それがさぁ、話がおかしんだよ。。


“入学内祝いを先に貰ってしまって悪かったのぉ”


って言いながら入学祝いを持って見えたけど。。」


と父から意味のわからない電話を受けた。


ん?先に内祝いを貰った?


どういうこと?


理解できない僕は戸惑うばかり。


冗談を言う人格でもない父だから


遂にボケが始まったのか!?と腹を立てながら


もう一度確認する。


しかし、やはり隣のSさんが入学祝いを持ってきたと言う。


おかしい。。。


内祝いなんてSさんに渡してない。。


しかも、内祝いは入学祝いを貰ってからする行為のはず。


それを、先に貰ったって。。


意味がわからない。


僕は真意を確かめるため、母にも確認を取った。


しかし、母も意味のわからない状況に戸惑っている。


それどころか、母は僕の行動を確認してきた。


「僕は、内祝いをお寺さんには持って行ったけど。。」


どうして、何の関係もないSさんが入学祝いを持ってくる?


と、明確な答えが出るわけでもなく真相は謎のまま。


僕は確かに内祝いをお寺のオクリ様に2つ渡した。


このままでは、S家と僕の家とお互い気持ちが悪いことになる。


よって、僕はSさんから頂いた“入学祝い”を返すことに。


Sさんも“僕が先に渡したことになっている内祝い”を


引き返すことになった。


するとどうだろう!


返ってきた内祝いに見覚えがあった。


あの高級紅茶だった!


え!?これまたおかしい。


ん?


ということは、お寺さんからSさんの所に


高級紅茶が渡ったということになる。


何故だ?


Sさんから話を良く聞くと、


高級紅茶を直接受け取っておらず


自宅に不在時に自転車のハンドルに下がっていたという。


ということは自宅に帰ってきたSさんは、


僕が内祝いを持ってきたが


不在なので自転車のハンドルにかけていったと思ったからに違いないだろう。


しかし、僕は持って行くわけない。


なぜなら、Sさんから入学祝いを貰ってないからだ。


と、ということは持って行った犯人はオクリ様に違いない!


そう確信と共にハッと気づいた!


ウチ熨斗!!


原因はコレか!?


表からわかることのないウチ熨斗のせいで


内祝いと気付かないまま


ここまで出回ってしまった。


なるほど!と関心しながらも


しかし何故、Sさんの所へ渡る?


再び話を良く伺うと、


Sさんはお寺さんにお手伝いをしたところだったという。


つまり、オクリ様はお手伝いのお礼にと


熨斗の付いていない高級紅茶でそれを賄ったということになる。


高級紅茶は綺麗に包装されてるし、


お礼のお返しにちょうど良かったのだろう。


だが、


それを受け取ったSさんは、


包装を開けてビックリ!


内祝いと書いてある。「入学内祝い」。


Sさんは僕に入学祝いなんて渡してないのに


内祝いが来てしまった。


これはビックリするに違いない。


先に内祝いを貰ってしまって恥をかいた気持ちで


慌てて“後から入学祝い”を持って来られた。


実際、Sさんは焦ったと思う。


これは、Sさんに申し訳ない。


変な話だし、前代未聞である。


いろんな条件が重なり合って


事が起きてしまった。


ことの発端は


僕の軽はずみなウチ熨斗のために、


こんな複雑な状況になってしまった。


この先もまずないだろうし、あってはならない。


もう懲りた。


ウチ熨斗の時は気をつけよう!


本来、控えめな表現に感じとってもらうための


ウチ熨斗だがソト熨斗の方がハッキリしててわかりやすい。


今回の混乱を招いた原因は


もちろんウチ熨斗だが、


返礼品として二つあったこと、


またその二つにソトとウチと深く考えることなく


それぞれつけてしまったことが


意外な落とし穴であったと反省している。


ふぅー、謎が解けた。


だが、自分で選んで購入した高級紅茶が手元に残る。


複雑な気持ちだ。


またお寺さんに持っていけばいいのか?


いや、持っていけばお寺さんが大恥をかいてしまう。


これ以上恥をかく人を出してはいけない。


只でさえ


ウチ熨斗のためにSさんに恥をかかせてしまったのだから。


そっとしておこう。。


僕、乃ち学を習う。

 

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