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2016/08/02 | 夏と感じるとき

 

大雨時行る(たいうときどきふる)

 

8/2〜6頃。

 

激しい雨や雷を伴う夕立が増える。

 

雨粒は大きく

 

まるで地面を打つ滝のよう。

 

強く降る雨は、暑苦しい日々に

 

一時の涼やかさをもたらしてくれる。

 

粘りのあるオクラなどの旬のものを食べて

 

体力を保ちたい頃。

 

 

 

梅雨が明け、

 

ギラギラと容赦なく照りつける太陽の下

 

花壇に植えられた草花に紛れて

 

雑草も元気良く育っている。

 

弊社ではいろんな種類の草花を使って

 

寄せ植えをしているので

 

雑草が少々紛れたとこで

 

目立ちにくい。

 

「あれ?こんなの植えたっけ?」と

 

見覚えのない草が定着している。

 

しかも、あたかも寄せ植えしたかのように。

 

彼らは、カモフラージュの特性があるのか!?

 

と疑うほど上手に紛れる。

 

いわば迷彩!

 

我々は、外構工事の一貫で

 

敷地の測量をするために現場に向かう。

 

そこには、土地の決済が未確定の物件もあり、

 

いわゆる、空き地の測量のケースもしばしば。

 

そこでこの時季に出向くと、

 

敷地全体に縦横無尽に雑草が蔓延っている。

 

いわば草の楽園。

 

草丈は、自分の背丈より大きく

 

敷地全体が見通せない。

 

全貌が、一目では判断し難い。

 

そんな時は周りを見る、

 

隣地に家が建っていれば

 

そこまでが敷地になると大凡検討がつく。

 

僕らは先ず、境界杭の有無の確認から行う。

 

道路との境、それから敷地の奥に位置する杭。

 

だが、すんなりとは目的地に辿り着けない。

 

前に立ちはだかる草達がいるからだ。

 

手で払い、それをなぎ倒しながら

 

時には、足で草の根元を踏みつけながら

 

道が拓けたところで足が運べる。

 

すると、草が擦って肌が痛い。

 

こんな時は、長袖の作業シャツを持ってこれば

 

良いのだが、何度も学習しているはずなのに

 

決まって忘れてくる。

 

だって、真夏だから半袖の習慣だ!

 

だから持ってくるわけない!と

 

自分を正当化するが

 

哀れにもそのせいで肌が痛いのは事実……。 

 

不満を口にしながら

 

本題である“測量”の作業に移る。

 

何の為に測量するのかと言うと

 

高さを測るためである。

 

敷地と隣地、道路など周辺まで。

 

どのくらい“高さの差”があるかを確認をすることで

 

造成工事、外構工事とようやく計画が出来る材料が揃ってくる。

 

逆にこれをしないと計画も立てることもできなければ

 

積算もままならない。

 

ということで測量が一番初めの大切な僕ら必須の業務になる。 

 

さて、その測量だが簡単に言ってしまえば

 

オートレベルという望遠鏡で覗いた時に高さの数字を読み取るモノ!

 

2人で行う。

 

僕が覗く。

 

相棒が覗かれる。

 

いや、もとい、

 

相棒は、スタッフという大きな定規を持つ。

 

たったこれだけ。

 

望遠鏡は、手ブレしないように三脚で固定され、

 

水平機能があるのでそれを水平にセットすればオッケーということだ。

 

あとは大きな定規を持った相棒が

 

知りたいポイントにあちこちと廻る。

 

そうすることによって、覗く高さは水平で変わらないが

 

大きな定規を置いたところの高さが変わるので

 

高低差が解るという優れものだ。

 

が、覗いても障害物があって数値を読み取ることが

 

できない時もある。

 

例えば今回で言うと、草が妨げになっている。

 

そんな時は、見えるまで何度も草を倒しに行く。

 

これを繰り返しようやく知りたいポイントの数値が拾えることになる。

 

が、しかしもう一つ難点がある。

 

草の楽園だけあって、生物にとっては環境が整っている。

 

中には、一人生えして草から樹になっているものもある上

 

そのおかげで木陰ができている。

 

僕らはというと湿気も伴い

 

かなり汗をかいている上さらには体温も高い。

 

こんな条件を彼らは見逃すはずがない。

 

「蚊」だ!

 

僕らは“蚊”という吸血鬼の

 

恰好の餌食となる。

 

しかし、それでも我々は任務を全うしないといけない。

 

「現場から始まり現場で終わる」

 

という言葉があるように(ないが……。)

 

まさしく、測量はその第一歩だ。

 

そして最終的には、工事を行い現場で創り上げ納品。

 

こんなことでへこたれる訳にはいかない。

 

いざ勝負!

 

あれ?

 

と目的が変わってきている。

 

蚊と勝負しに来た訳ではない、測量をしに来た。

 

そうだ、だからこれを覗くんだ!

 

とレンズを覗くが、間も無く

 

身体のどこかで痒さが走るのがわかる。

 

すぐさまレンズを覗くのを止め

 

手を使い、たかった蚊を払う。

 

腕や顔に嫌悪感を感じながら

 

ふと足下に目をやると

 

服の上からも沢山たかってきている。

 

さぞかし美味しく見えるのであろう。

 

ますます嫌悪感が増し、眉間にシワを寄せ

 

大きく手で払いながらその場から脱け出す。

 

当然、大きな定規担当の相棒もジッとして居られない。

 

痒いし沢山たかってきている。

 

動けば数値が読み取れない、

 

だから身体を大きく動かす事をしてはいけない、

 

強く自分を縛っているのか

 

その証拠に大きな定規片手にその場で足踏みをする。

 

次第に足踏みが大きくなるが

 

それだけでは事足りず耐えきれなくなって身体をよじる。

 

蚊が身体に留まらせないために、

 

または留まったとしても少しでもその滞在時間を

 

少なくするかで我々の延命が問われる。

 

これも自分の身体を守りたい一心の現れである。

 

しかし、こんな苦難な時こそ非常に長く感じるものだ。

 

ようやく相棒も僕の逃げ出す姿を見て

 

安堵からなのか呪縛から解かれたように

 

持ち場を放り投げ一目散に逃げ去る。

 

やった!ようやく解放された!と気持ちが晴れ晴れに。

 

しかし、測量の業務は未だ終えてない。。。

 

長袖のシャツと虫除けペール持って来れば良かった……。

 

と、これが夏とつくづく感じる。

 

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